NJ-16

パプアニューギニア カッカ族(cakka)

パプアニューギニアの人々は伝統的に「ワントーク」と呼ばれる少人数の部族(800以上)に分かれて生活しており、その中のカッカ族が年中行事で使用する仮面の復元です。5月最初の新月に行われ、その年に一番称えられた人物が仮面を被ります。仮面を被った者は、夜明け前に明りを全て消した村中の家を回り、戸口を叩きます。明りは仮面両側にある突起物に設置する蠟燭のみで、村の住人は戸口を叩かれたら「エンドゥァ、エンドゥァ、(endua)」と唱えます。全ての家を回った後、山中にて仮面を破壊します。住人が唱える「エンドゥァ」ですが、パプアニューギニアは英語圏の影響下にあり、「endure=堪える」が語源になっていると考えられています。また、部族ごとの言語=トクプレスがある為、唱える言葉の発音は部族ごとに変化しますが、意味は同じであるとされています。

作品名 Title : NJ-16

作家名 Artist : Nicolas Jonesコレクション

価格 Price : 非売品

展示番号 Number : 50

会場での試着 Try on : 不可