木村秀行

1949年7月生まれ。現在73歳。

1981年劇団横浜ボートシアターを笠井賢一らと結成。
仮面劇「やし酒飲み」「小栗判官と照手姫」「夕焼けぐるみのうた」「若きアビマニュの死」「王サルヨの婚礼」他を上演。

「小栗~」が紀伊国屋演劇賞を受賞。役者として「夕やけぐるみ~」「王サルヨ~」で主演、ほかの作品んでは3役~8役を演じ分ける。

また、劇団のプロデューサーとして、エジンバラ(英国)、ニューヨーク、香港、シンガポールのフェスティバルに招待公演、インドネシアとの共同制作公演を成功に導く。

さらに銀座セゾン劇場「仮面の四季」、青山こどもの城5周年記念「龍の子太郎」、渋谷シアターコクーン「バリ版 夏の夜の夢」、日本武道館TEPCO1万人コンサート「ヤマトタケル」などにも主要な役で出演した。

なお、上記の公演で使用した仮面は、舞台衣装デザイナーの緒方規矩子が考案した、油粘土原型に和紙を重ね貼りし、皮や胡粉で仕上げるもので、和紙貼りを担当した。

過重労働が続いた結果か、2000年に胃癌になり退団。闘病後奇跡的に命を長らえ、父、母、叔父の看病、介護、葬送を済ませ、2020年に仮面師として再出発。

2022年10月に緒方規矩子に弟子入りし、今年から作品を発表していくことにした。