2025年、第8回幡ヶ谷仮面展も無事閉幕することができました。
このイベントは毎年入れ替わる参加者さんたちによって、年によって展示風景はもちろん、会場の空気感にも違いを感じます。
毎年ここで知り合いやお客さんに会うことを楽しみにしている方や、純粋に作品を作って出すことに集中している方など、関わり方も様々です。
1度や2度出てみて、飽きてしまうとか、自分はこの雰囲気に合わないと感じ足が遠のく方がいるのも自然なことですし、参加者、お客様の垣根を越えて長い付き合いの友人ができることもあります。
運営を担当する私、四六三としては、参加に制限をかけず誰でも仮面が出せることだけを重視しており、幡ヶ谷仮面展の運営側はビジョンやカラーを持たないただの器であると考えております。
そのうえで、仮面を通して感じる哲学や、アートとしての美しさ、怖さ、モノづくりの原初の楽しさといった感じ方はお客様、参加者様の自由です。
幡ヶ谷仮面展に思想はありませんが、こうしたさまざまな感じ方ができるのは、幡ヶ谷仮面展創始者で会場設営の総責任者である、主催者キュレーション担当の小林の采配によるものです。
幡ヶ谷仮面展の仮面の数々をただ並べていたなら、こうした感性の拡がりや、お客さんの楽しげな声が響く会場、ここまでの拡がりにはつながらなかったと確信しております。
拡がり、という表現を使いましたが、幡ヶ谷仮面展は参加人数が多いだけの、小さなイベントとして続けてくることができました。
裏方として自分が心がけているのは、毎年1人で参加してくださる新規の参加者の方には、できるだけコミュニケーションをはかり、そのうえで他の参加者やその場に偶然いたお客さんと話してみたい、話しても良い、という場合はできるだけおつなぎする手伝いをしたいという考えです。
もちろん、このイベント会場に来てみて、肌に合わないと離れていく方がたくさんいらっしゃっても、それも自然な流れの一つですが、何かの楽しさを感じる方にはその楽しさを増幅する役に立ちたいと思っています。
一方、近年、作品の増加に伴う2会場化や作業の負担増から、自分が行いたい動きができなくなってきました。
同時に、自分を媒介とした人同士のつながりという考え方もおこがましいので、会場にいる方同士が自然にコミュニケーションを図ることができる仕組みを模索し、また、無理につながりを持ちたくないという方への配慮もできるアイデアを考えておりました。
そこで至った結論が、来年は大幅に規模を縮小させていただき、運営者が会場に張り付くことのない展示空間での開催です。
といっても幡ヶ谷仮面展は基本的にお客さんも参加者さんも会場を貸してくださるオーナーも仮面展主催者、運営者もみながイーブンでたのしめることを大事に考えておりますので、私以外の方の納得を得ることが最も重要なことはもちろん、私、四六三が楽しくなれる環境が整わない場合は、2026年の開催自体をお休みすることもございます。
開催の動向はこれまで四六三からすべての参加希望者さまに直接連絡をしておりましたが、変革の一環として、今後はSNSの発信のみとさせていただくこととしました。
いずれの場合も来年はどんどん規模感が増す(ように思うのは錯覚ですが)幡ヶ谷仮面展を期待していた方には、大きく物足りないイベントとなるでしょう。
こうした変更点を踏まえて以降の情報は幡ヶ谷仮面展のXとInstagramでの告知、公式サイトでの情報公開に集約いたします。
これらご参照いただけたら幸いです。
四六三
